十得鍋はダサいの?13年間使ったメリット・デメリット
我が家で10年以上も使っている十得鍋。デメリットも含めて正直に使った感想をまとめてみました。
永久保証の十得鍋
十得鍋の特徴
我が家では10年以上、十得鍋という鍋を使っています。
十得鍋とは、こちら↓燕三条の宮﨑製作所さんで作られているステンレス(+アルミ芯)のお鍋。
保温性も高く、無水調理もでき、煮る・揚げる・炒める・湯煎する・・・なんとご飯まで炊けてしまいます。
つなぎ目がなく、隙間に汚れが付くこともなく、隅から隅まで洗いやすいです。
取っ手が取り外しできて、深型のソースポット、少し浅型のテーブルポット、フライパン、蒸し器、がラインナップされています。
私が持っている十得鍋
いろいろとサイズ展開がありますが、私が持っている十得鍋はこちらです。
- 蓋×3つ(兼用・14cm用・16cm用)
- 鍋×5つ(14cm・16cm・18cm・20cm・テーブルポット)
- 取っ手×1つ
十得鍋の10個の得とは?
十得鍋は10個の得があるお鍋。
公式サイトの内容をもとに、10つの得を私なりに分かりやすい言葉でまとめてみました。
- 重ねて収納できる
- 継ぎ目がなくて洗いやすい
- ハンドルが着脱できる
- 新潟県燕市の職人さんのミラー仕上げでピカピカ
- ムラなく熱が伝わる
- 保温性が高いので省エネになる
- オーブンOK、湯煎鍋、蒸し器、炊飯器としても使える
- ガス・IH・ハロゲンヒーター・オーブンのすべての熱源に対応している
- 無水調理・無油調理が可能
- 永久アフターサポートが受けられる
個人的な得としては液体が注ぎやすいというのも◎。
永久的なアフターケア
私が購入したときは10年間保証でしたが、現在は「ずっとケア」といって(おそらくメーカーが存続する限り)永久的にアフターケア(修理・部品交換・メンテナンス)をしてもらえます。
ケアは無償ではなく、有償(送料や実費が発生)になる場合もあるようですが、気に入ったものをずっと末永く使っていけるのが嬉しいなと思います。
保証は「取っ手」は対象外。鍋自体は壊れる要素がほとんどないので、アフターケアを利用したことはありません。
一度ポップコーンを作って、うっかり鍋底が丸コゲになったことがあり、さすがに
もうこの鍋は死んだ・・・・
と諦めましたが、見事復活。
何度かゴシゴシしてたら、きれいになりました。
口コミを見ると何十年にもわたって使っている方が多いのが特徴。
我が家も10年以上使って小さな傷はたくさんありますが、まだまだ問題なくあと何十年も使えそうです。
取っ手(ハンドル)は、現在新しい形になっているようなので買い換えたいなぁと思いつつ、全く壊れる様子がないので古いものをそのまま使い続けてます。
十得鍋を購入したきっかけ
きっかけは、今から15年くらい前。通っていた料理教室で使っていたのがこの十得鍋でした。
十得鍋を初めて料理教室で使ってみて、
取っ手が外れるし、なんだかふしぎな鍋だなぁ。
と思った記憶があります。
料理教室で採用している鍋だし、信頼できそうだから一式購入してみようかなと思って試しセットで購入しました。
・・・そしてそのまま10年以上使い続けています。
十得鍋を初めて使う方にはセット→買い足しがおすすめ
「初めて十得鍋を使ってみたい!」という方におすすめなのが、私も最初に購入したこちらのセット↓
よく使うサイズがセットになっていて、お得に購入できます。
ただ、蓋はさすがに兼用蓋一つじゃ足りないかなぁ、と思います。
私の場合はその後、蓋、ソースポット、テーブルポットを買い足しまして、
現在我が家にある十得鍋シリーズはこちら↓
※一度丸コゲになった鍋があるとは思えません。
- 蓋×3つ(兼用・14cm用・16cm用)
- 鍋×5つ(14cm・16cm・18cm・20cm・テーブルポット)
- 取っ手×1つ
まずはセットで購入し、その後、必要だなと思った物を都度、買い足していくのが良いと思います。
25cmのテーブルポットは土鍋代わりにも
ずーーーーと最近まで購入を迷っていて、一番最後に買い足した25cmのテーブルポットは土鍋代わりに使ってます。
我が家にはIHタイプの卓上コンロしかありません。
ガスタイプのカセットコンロはなんか怖くて・・・。
IH対応の土鍋に買いなおそうかと思いましたが、十得鍋のテーブルポットの方が鍋料理・煮魚などにも使えるし、汎用性が高そう、と思い、
テーブルポットを購入した後、土鍋は手放してしまいました。(収納スペースに限りがあったので)
食材を入れたまま保管できるの?
メーカーでは推奨はしてませんが、我が家では食材を入れたまま冷蔵庫で保管するという使い方をずっとしています。
10年以上こういった悪い使い方をしてますが・・・・
特に錆などもなく、ぴっちり+蓋も締まるのでラップも不要で衛生的。
10年間問題なく使えてますので、おそらく今後もこの使い方で大丈夫なんじゃないかな?と思います。
あくまでも我が家の場合なので、自己責任で・・・!
食洗機は使えるの?
メーカでは、
- アルミニウム対応洗剤なら鍋のみOK
- 十得鍋の蓋のつまみはフェノール樹脂の為、食洗器NG
とのこと。
・・・え!?そうなの?
いつも食洗機に入れてるよね?
・・・・はい。
すみません、ズボラな我が家では蓋も含めですべて食洗機で洗っています。
私も今回の記事を書こうとメーカサイトを確認して食洗機NGということを初めて知りました。
食洗機の洗剤がアルミニウム対応洗剤かどうかも確認したことなかったです。
メーカさん、悪い使い方をしてごめんなさい。
一応、10年以上こういう使い方をしても問題なく使えているということをお知らせしておきます。
本当に、あくまでも我が家の場合なので、自己責任で・・・!(再び)
10年使ってみて感じる十得鍋のデメリット
メリットはメーカーサイトやほかの方のブログを見ていただくとして、こちらでは実際に使ってみて感じたデメリットを中心にまとめてみたいと思います。
保温しすぎる・なかなか冷めない
保温性があるというのはメリットではあるんですが、一方で、早く冷まして鍋ごと冷蔵庫に入れたい場合などは、なかなか冷めないので不便に感じます。
鍋の大きさ・中身の量にもよりますが、お味噌汁などは火からおろして2-3時間くらいたってようやく人肌くらい。
なかなか冷めないからつい冷蔵庫に入れるのを忘れちゃう。
また、カレーを作るときなど、ジャガイモがあっという間に煮崩れてしまうので最後の最後まで入れないことを心がけてます。
炒め物はこびりつく
鍋を熱して十分あったまってから食材を投入するようにしてますが、肉など炒める場合は、とてもこびりつきやすいです。
なので、私はこの鍋で炒め物料理はほとんどしません。
肉じゃがやカレーなど、炒めてから→煮込む料理の場合はよく使います。こびりついても煮込んでしまえば気にならないですもんね。
こびりついて茶色くなった場所は「うまみ成分」になるとのことなので、こそげ落としてしっかり煮込みましょう。
炒め物用には別でフライパンを用意した方が良いと思います。
十得鍋にもフライパンはありますが、ミラー加工のとフッ素加工の2種類。
ミラー加工のフライパンはソースポットと同じでこびりつきそうなのと、フッ素加工されたものは永久的には使えないと思うので避けてます。
重ねて収納はしない
重ねてコンパクトに収納できる!というキャッチコピーですが、重ねて収納はしません!
というのは、頻繁に使うから重ねて収納してしまうと取り出しづらいのです。
我が家では立てて置いて、いつでも好きなサイズを取り出せるようにしています。
引っ越しなど、コンパクトに仕舞いたい場合はとても助かりました。
旧取っ手はロックが見づらい
取っ手は鍋本体に差し込んでロックを掛けて使用するのですが、旧式のハンドルだとロックされているかどうかがハンドルの向きでしか分からず見分けづらいのです。
ただ、現在発売されている新しい取っ手だとロックの方法も変わり、さらにしっかり固定するように改善されたとのこと。
一方で、新しい取っ手はコンパクトさが無くなり重量も旧式より重くなっています。
Amazonや楽天の口コミをチェックすると、旧式のハンドルは端に穴が開いていてフックに掛けて吊るしておくこともできたので、前の形の方が良かったという口コミもちらほらありました。
一長一短で難しいですね。
14cm鍋+取っ手+ガスコンロの組み合わせは危険
一番小さな14cmのソースポットですが、鍋が空(または内容物の重量が少ない)の状態で取っ手を付けてガスコンロに乗せるとバランスが悪くなってひっくり返ります。
平坦な場所やIHとかだと大丈夫ですが、ガスコンロの場合、温度センサーの突起に当たる反動で、鍋がひっくり返ってしまうのです。
私も何度かやらかしましたが、調理中だとこれは本当に危険です。
14cmのソースポットを使う時は本当に気を付けて下さいね!
14cmのソースポット用のコンパクトな取っ手を発売してほしいな。
デザインがカッコよくはない
十得鍋で検索すると関連キーワードで「ダサい」と出てきてしまいますが、決してデザインがおしゃれなわけではありません。
正直、同じ宮崎製作所のジオプロダクトシリーズの方がおしゃれでカッコイイのです。
ただ、ジオプロダクトはかっこいいけど、取ってのつなぎ目が気になる・・・・。
やっぱり実用的なのは取っ手を取り外せて、つなぎ目の無くて洗いやすい十得鍋かな。と思ってしまいます。
十得鍋のラインナップ
以下、十得鍋の商品ラインナップです。ご購入の際の便利帳としてお使いください。
ソースポット | 14cm | |
16cm | ||
18cm | ||
20cm | ||
22cm | ||
テーブルポット | 25cm | |
蒸し器 | 18cm用 | |
25cm用 | ||
フライパン | ミラー25cm | |
フッ素25cm | ||
蓋 | 14cm用 | |
16cm用 | ||
18cm用 | ||
20cm用 | ||
22cm用 | ||
25cm用 | ||
兼用蓋 | 16・18・20cm用 | |
片手ハンドル |
以上、我が家で10年以上使っている「十得鍋」の紹介でした。
デメリットもありますが、それを上回るメリットが大きくて、おそらくこのまま死ぬまで・・・(笑)、この鍋を使い続けていくんだろうなと思います。
十得鍋の購入を考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!