自宅リフォームで大変だった仮住まい① 物件探し
自宅のリフォームで大変なのはリフォーム中の仮住まい。この記事では仮住まいの物件を探したときのことをまとめてます。
住み替えと違って、自宅のリフォームや建て替えは「仮住まい」を探さなければいけません。
別の家に住めるなんてなんだか旅行みたいで楽しそう!
なんて楽天的に考えていた私ですが、、、、完全なる見込み違いでした!
物件探しから始まり、往復の引っ越し、倉庫のレンタル、仮住まいの生活自体もとーーーーっても大変だったのです。
そんな大変だった仮住まいのことをこれからシリーズでまとめていきたいと思います。
まずは第一弾「物件探し」から。
仮住まい物件を探すのは難しい!
子供がいる家庭は通園・通学できるエリア限定になる
夫婦2人だけなら、仕事に通える場所ならどこでもOKだったと思うのですが、幼児・小学生のお子さんがいるご家庭は保育園・幼稚園への通園、小学校への通学を考えなくてはいけません。
仮住まいの場所は子供が園や学校に通える範囲に限定されてしまうのです。
我が家も自宅から歩いて10分くらいの場所で、駅からは遠くなってしまいましたが、子供たちが学校に通えて自宅と同じ最寄り駅が使える物件を借りました。
実際に生活してみて、子供の通学に限らず、仮住まいは自宅に近いほうが何かと便利だと感じました。
その理由は、、、、
- 郵便や宅配便を受け取りに行ける
- 施主支給の荷物を受け取りに行ける
- 工事現場をちょこちょこ見に行ける
- 駅が変わらないと通勤や通学の定期がそのまま使える
- 車の駐車場がそのまま使える
などでしょうか。
気持ち的にも住み慣れた場所に近いと安心でした。
いろいろな荷物や郵便が自宅に届くのですが気軽に自宅に取りに行ける点もとても良かったです。
また、車を持っている場合は、仮住まいで駐車場も借りるとなると結構な金額になるし、手続きも大変。できれば避けたいですよね。
短期で貸してくれる物件が少ない
通常の賃貸物件だと、短期で貸してくれることはなかなか見つかりません。
最低でも1年契約することが前提で、1年以内に解約した場合は、家賃1ヶ月分の違約金を支払うことになります。
今回は初めから短期契約だと分かっていたので、違約金は無しにしてもらえましたが、敷金0か月(戻ってこない前提で礼金に振り替え)、礼金3か月、別途ハウスクリーニング代を支払いました。
短期契約では、通常とは違う形で契約が交わされるケースが多いと思います。
細かい契約は不動産会社の方に確認してくださいね。
我が家の場合はリフォーム会社に物件担当者さんがいましたが、探すのに苦労していたみたいです。
ようやく内見日が決まったと思ったら、予定した日にほかの方に契約が決まってしまった、、、なんてことも何回かありました。
ただでさえ、少ない短期賃貸OKの物件。
仮住まいが決まらないことにはリフォームも開始できないので、短期間と割り切って、ある程度のデメリットは目をつむって我慢しましょう。
マンスリーマンションにはファミリータイプがほぼ無い
リフォーム会社の方で物件を探してくれてはいましたが、家財道具つきのマンスリーマンションという選択肢もあるのでは?と思い、私も並行してマンスリーマンション・ウィークリーマンションのサイトで物件を探してみました。
しかし、マンスリーマンション・ウィークリーマンションは、1K、1Rなどの単身者向けがほとんど。
あっても、場所が自宅からかなり遠かったりしてとてもじゃないけど生活できない場所だったりしました。
また、家賃の問題もあります。
簡易的な家財道具や光熱費込みなのでお手軽に入居できるマンスリーマンションですが、40平米でもファミリータイプの場合は費用が月額20万円~30万以上でした。
少し手間はかかるけど、普通に賃貸を借りた方が割安だし、現実的かな?
備え付けの冷蔵庫なども単身向けで4人家族では到底使えそうもありません。
少し探しただけで、私たちの場合はマンスリーマンションは難しいと分かり、断念しました。
夫婦2人・一人暮らしの方ならレオパレス21のようなサイトでマンスリーマンションも視野に入れて探してみるのがおすすめです。
仮住まい専門の賃貸サービスもある
そんななか見つけたのは、テンポラリーハウスという仮住まい専門のサービス。
首都圏中心で、正直数は多くありませんが、リフォームや建て替え中などの利用できる「期間設定型賃貸物件」を扱っています。
扱っている物件を見ると一戸建てが中心でかなり広めです。
なかなか、仮住まいが決まらず悩んでいましたが、たまたま隣駅でしたがテンポラリーハウスさんで一戸建ての賃貸が出ており、広さも十分だしと思い、問い合わせしてみました。
が!ちょうど問い合わせメールを送った後、ちょうどリフォーム会社さんから新たな、物件の紹介があり、そちらに決めてしまいました。
残念ながら今回はテンポラリーハウスにはお断りのメールを送り、利用には至りませんでした。
短期間でも一戸建てに住む体験もしてみたかったなぁ、なんて。
確かに、一戸建で広かったし、駐車スペースも付いてたよね!
Googleの口コミを見ると、通常の賃貸物件と違ってあまりお手入れされていないといった情報も・・・。(実家だと思えば気にならない?)
とはいえ、事前に内見はできると思うので、希望のエリアに物件があればまずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
仮住まい用の物件で気を付けるポイント
短い期間しか滞在しない仮住まいですが、いくつか確認ポイントがあります。
きちんと確認しておかないと準備不足でスムーズに生活がスタートできなくなってしまいます。
仮住まいは不便が前提
仮住まいを安く抑えるために、単身者向け・カップル向けのコンパクトな賃貸物件を選ぶ場合も場合も多いと思います。我が家もそうでした。
賃貸の場合、よっぽど高いところ以外はそこそこの設備。
グレードもそれほどよくありません。
賃貸に住んでいた経験はありますが、私の長年住んでいたファミリータイプの住まいに慣れていたので、いろいろな点で不便に感じました。
物件の設備の有無・グレードによっては生活がとてもストレスに感じてしまいます。
ただし!こだわりすぎるといつまでたっても決まらないのでそこそこにね!
これがないと生活できない!といった譲れない条件以外は短期と割り切って我慢も大切です。
コンロがあるかどうか?(アフィリエイト広告あり)
コンロがないと料理ができませんので短期間ですが、必須です。
我が家の仮住まい物件はビルトインタイプのコンロが付いていましたので、特に用意は不要でした。ファミリータイプのマンションでない限り、付いていない場合の方が多いと思います。
物件に付いていない場合はレンタルしたり、短期間だと割り切って安いものを購入して準備しましょう。
家具家電レンタルのかして!どっとこむならコンロのレンタルもあります。
あとは、レンタルではなく購入して、使い終わったらメルカリなどのフリマアプリで売ってしまうという手もあります。
我が家の場合は娘のピアノが仮住まいにどうしても入らなかったので、折り畳み式の電子ピアノを購入して練習していました。
仮住まい生活が終わった後は無事メルカリで売れたので、手間はかかりますがトータルで考えればレンタルするよりお得でした。
冷蔵庫・大型家具の置き場所
単身者・カップル向けの物件の場合は、大型冷蔵庫や大型家具を置くことが考慮されておらず、配置に苦労する場合も。
実際、我が家の場合も仮住まいの冷蔵庫が置く用のスペースに、持っていた冷蔵庫は収まりませんでした。
なんとか別の場所に置けましたが、動線が悪くなってしまい不便だった!
ダイニングセットなどの大型家具を持って行く場合はどこにどのように配置するのか?きちんとサイズを測ってイメージしておきましょう。
エアコンがあるかどうか?
仮住まい生活が夏場になる場合は、必ずエアコンの有無を確認しておきましょう。短期間とはいえ、夏にエアコンなしの生活は考えられません。
仮住まいにエアコンがない場合、自宅のエアコンを持って行くことになります。設置・取り外しの費用が掛かりますので、できればエアコンありの物件を探したいものです。
我が家の場合は7月から11月の真夏の仮住まい生活だったので、エアコンの有無は事前に確認していましたが、、、2DKにエアコン1個だけ。
ドアを開けておけば何とかなると思ってましたが、、、、一台ではパワー不足でした。
物件自体は南東向きにだったにも関わらず、古めのマンションで断熱性能も悪く、西日がつらかったです。家族からは、暑い暑いと苦情の嵐でした。
めちゃくちゃ暑かった!
カーテンの準備もお忘れなく
意外と忘れがちなのがカーテン。
自宅のカーテンのサイズが合うはずもなく、やはり準備が必要です。
仮住まいは7Fだったため外からの視線は気になりませんでしたが、レースカーテンのみメルカリで中古のカーテンを購入しました。
夏場だったのでレースカーテンのみでも大丈夫でしたが、冬場だったらレースカーテンのみは厳しかったと思います。
使い終わったら処分する前提だったので、とにかく安くてサイズが合えばOK。
こだわりはありませんでしたが、メルカリだとサイズで検索ができないので、探すのは結構大変でした。新しく購入するよりも安く済んだので良かったです。
エレベーターの有無とサイズ
仮住まいはマンションの7Fでした。
もちろんエレベーターはあったのですが、1Fと私たちが借りた7Fだけがエレベーターが止まらないという変わったスキップフロア型のマンションでした。
家族4人分の食材を持って階段の上りがと~っても大変でした。
通販でも重いものはなんとなく頼みづらかったです。
また引っ越しに関わりますが、エレベーターのサイズも確認しておきましょう。
ファミリータイプの大きな家具・家電が、仮住まいのエレベーターに入らない恐れがあります。
宅配ボックスの有無
意外とないと困ったのが宅配ボックス!
事前に確認していませんでしたが、仮住まいには宅配ボックスがありませんでした。
なくても何とかなるけど、宅配ボックスのある生活を送っていた私と夫はとっても不便に感じました。
留守でも荷物を受け取れることがこんなに便利だったなんて。
インターネット環境の有無【アフィリエイト広告あり】
自宅で仕事をしていたため、ネット環境は必須。
仮住まいは備え付けのインターネット環境がなかったので、【Wifiレンタルどっとこむ】 でポケットWiFiをレンタルしました。想定していた予定よりスケジュールが後ろ倒しになってしまい、レンタル期間が過ぎてしまいましたが、延長の場合でもは、特に手続き不要なのが助かりました。
WiMAXの無制限(使い放題プラン)でしたが、3日間で10GB以上になった場合、翌日18時頃から翌々日2時ごろまで速度制限が発生します。
日中は仕事でバリバリと使っているせいか、結構すぐギガはなくなり、いつも18時以降は低速モードになってしまう毎日でした。
在宅ワークでしたが、日中はスピードは速いので仕事に影響がないのが良かったです。残業のある方だと厳しいかも。
マンションの雰囲気
仮住まいは単身者向け・カップル向けの賃貸物件だったので、自宅のファミリー向けマンションとはまた違った雰囲気でした。
ほとんど住民の方とは交流もなかったのですが、たまにすれ違ったりするのは若い人や中高年男性が多かったです。
隣からたまに聞こえてくるのは日本語ではない外国語の声。外国の方だったのかな?
衝撃的だったのは、ある日、マンション内の廊下で台車を引いた兄さんとすれ違ったのですが、
「依頼されて、○日まで●号室の掃除をしている者です。数日間、出入りでお騒がせすると思いますが、よろしくお願いします。」
と言われました。
その後、そのお兄さんが入っていった部屋の方を見ると、開いている玄関ドアの内側が汚れで真っ黒になっているのだけは分かりました。
ひーーー!
部屋の中はどうなっているの?!
ずっと放置されてたんだろうか?何があったのだろう・・・・。
自宅のマンションとは違う賃貸物件の雰囲気にドキドキしながら住んだ数か月でした。
特にお子さんがいる場合は心配だと思うので、マンションにどんな方が住んでいるか事前に分かると安心かなと思います。
仮住まい物件の家賃や費用
仮住まいの物件プロフィール
仮住まいは家賃9万円で40平米ほどでした。
- 専有面積40平米
- 家賃9万円/月
- 管理費9000円/月
- 駐車場無し・駐輪場無料
- 7F建て
- 築30年
- 分譲マンション
- 最寄駅から13分(だが坂道)
- オートロック
- エレベーター一部あり
自宅が75平米なので、水回りを除くと生活スペースはおそらく半分以下でしょう。もちろん個室や個別の寝室も確保できませんでした。
子供たちがまだ小学生なのが幸い。
もうちょっと大きかったら親と川の字で寝るなんて
嫌がられてしまいそうだったな。
仮住まいに掛かった費用 87万円
家賃4.5か月分 | 405,000円 |
管理費4.5か月分 | 36,000円 |
敷金 なし | 0円 |
礼金3か月分 | 270,000円 |
火災保険2年分 ※途中解約返金あり | 19,000円 |
ハウスクリーニング | 50,000円 |
仲介手数料 | 90,000円 |
合計 | 870,000円 |
短期契約のため、敷金は戻ってこないと言われてたので、契約上は敷金0か月の代わりに礼金が1か月増えて3か月分に。別途ハウスクリーニング代がかかりました。
全部で87万円。支払は一括でした。
火災保険は、退去後に保険会社に連絡すると返金してもらえます。自分で忘れずに連絡しましょう!
以上、我が家の仮住まい物件探し体験談でした。
自宅の建て替えやリフォーム・リノベーションにお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。