大きな後梁・背梁でも設置できるレンジフードを探した話
リノベーションでキッチンの向きが変わり、レンジフードの設置予定の後ろには大きな梁が！
大きな後ろ梁でも設置できるレンジフードを探したときのことをまとめました。
梁きな梁に対応しているレンジフードがなかなか無い
我が家のように梁が大きい場合、通常の梁対応のレンジフードですら、設置ができませんでした。
キッチンメーカーのウッドワンでは、カタログに掲載されいてるモデルでは設置不可で、お手入れが大変な古いモデルを提案されました。
リフォーム前は古いブーツタイプのレンジフード。
（↓写真はイメージですが、まさにこんな感じ。）
ドライバーで整流版を開け閉めして、大きなフィルタを外してゴシゴシ・・・。
掃除がとても大変だったため、少しでもお手入れが楽なレンジフードが希望でした。
10年間お掃除不要までは求めませんが、
せめて
- ワンタッチで整流版が開閉
- フィルターがない
レンジフードがいい！
ということでネットを検索しまくり、無事、富士工業の大きな梁でも対応できる、お手入れもそこそこ簡単なレンジフードを見つけました。
後梁・背梁とは？
梁には、横梁と後梁(背梁)の2パターンが存在しますが、後ろ・背中側が梁になっていることを後梁(背梁)と言います。
我が家の場合、大きな後梁(背梁)でした。
実際我が家のレンジフードを見てもらうと分かりやすいと思います。
↑レンジフードの後ろ側に平行に大きな梁があります。
富士工業とは？
富士工業とはFUJIOHのロゴでお馴染みの国内レンジフードシェアNo1のメーカーです。
聞いたことがない方もいるかもしれませんが、キッチンメーカー等でオプションで選べるレンジフードのほとんどがこの富士工業さんのレンジフード。
10年間お掃除不要とか、オイルスマッシャー機能とかあると思いますが、こちらも実は富士工業さんのレンジフードです。
それぞれのメーカーさんのオリジナルの名前で販売されているので、富士工業の名前は隠されてたり、大きく出てないことが多いんですが、富士工業さんのレンジフードは安心して大丈夫です。
富士工業で大きな後梁・背梁対応のレンジフードは？
まず、富士工業さんのレンジフードの製品ページで製品検索してもらうと分かるんですが、すごい製品数です。発売中の型番数で数えても2000件以上も掲載されています。
この中で我が家のような大きな後梁・背梁に対応できるのが「MTRL」シリーズの排気位置：Dタイプ（大背梁対応タイプ）の製品です。
（それほど大きくない後梁・背梁の場合は他の梁対応の他のシリーズ、または「MTRL」シリーズのBタイプでもOKだと思います。
詳細は施工業者さんに確認しましょう。）
製品型番だと、MTRL-○D○-○○ ○ の型番の製品が該当します。
「MTRL」で検索しても、MTRL-から始まる製品が212件もヒットします。梁対応での検索ができないため、型番を見つつ、必要な機能や設置場所から少しづつ機種を絞り込んでいきます。
MTRLシリーズの型番の見方
例として排気位置：Dタイプ（大背梁対応タイプ）に絞って選び方を表にまとめてみます。
| 項目 | 選択肢 | 型番の見る箇所 | 選ぶポイント |
| 排気位置 | Dタイプ | MTRL-3DM-751R S | 大きな後梁対応にはDタイプを選ぶ |
| 横幅サイズ | 750mm 900mm | MTRL-3DM-751R S MTRL-3DM-901R S | 調理機器(コンロ等)幅以上のサイズを選ぶ |
| カラー | シルバーメタリック テンレス | MTRL-3DM-751R SI MTRL-3DM-751R S | お好みの色で |
| 相当風量 | Ⅰ型 Ⅲ型 Ⅳ型 静圧対応タイプ | MTRL-1DM-751R S MTRL-3DM-751R S MTRL-4DM-751R S MTRL-5DS-751R S | 数字が大きいほど風量が大。 我が家の住まいの場合はⅢ型で 十分らしい。 決められた排気量があるらしいので 施工会社と相談しましょう。 |
| 排気方向 | 右排気 左排気 | MTRL-3DM-751R S MTRL-3DM-751L S | 排気の方向(ダクトの向き)で選ぶ |
| 給排気の種類 | 排気 同時給排 | MTRL-3DM-751R S MTRL-3DM-751VR S | 同時給排は、排気すると同時に、 給気を行うことができる →「排気」のみより高性能 |
| スイッチ | 押しボタンスイッチ ソフトタッチスイッチ | MTRL-3DM-751R S MTRL-5DS-751R S | ソフトスイッチはMTRL-5DSのみ |
選んだレンジフードと費用
選んだレンジフードは MTRL-3DM-751L SI です。
予算や設置環境に合わせて施工会社さんと相談しながら選びましょう。
レンジフードに掛かった費用は、、、、
本体価格・幕板・施工費・消費税を含めて286,220円でした。
MTRLシリーズのお手入れ方法など
整流版(汚れたら都度)
整流版やカバーは汚れたら雑巾で拭きます。
整流版はドライバー要らずで、ワンタッチで開け閉めできます。
オイルパック 目安：1か月に1回
オイルパックはワンタッチで外せます。食洗機は一応不可。使う場合は自己責任で！
シロッコファン(汚れがひどい場合)
フィルターレスでシロッコファンです。
※シロッコファンとは↓のように縦長の羽が筒状に付いているファンのことです。
ツマミをクルクルして取り外します。ドライバー類は不要なので助かります。
お掃除頻度は特にマニュアルには記載がありませんでしたが、他のサイトを見ると半年に一度くらいがよいようです。
[PR] フジオーショップ
富士工業さんには公式のオンラインショップ「フジオーショップ
」があります。
残念ながらMTRLシリーズはオンラインショップでは直接販売はされてないようですが、部品やフィルタだけを購入したりすることも可能。
- シロッコファン
- ツマミ
- 整流版
- オイルパック
なんかは、個人でも簡単に交換できるので、型番さえ分かればキッチンメーカー経由や中間業者経由で購入するより安く済みそうです。
なんとフジオーショップさんではレンジフードの交換も行っています。
メーカーの公式ショップなので安心ですね。工事も含めてショップに掲載がない型番のレンジフードでも提案いただけそうです。
我が家のように、キッチンメーカーからは設置場所や梁の関係でお掃除簡単・メンテナンスフリーなレンジフードに交換できなかった方！
あきらめてはいけません。
他社に断られた場合でも、ぜひフジオーショップさんへ相談してみて下さい。
レンジフードだけでもあれだけのボリューム、、、、。メーカー公式ならではの技術と知識できっと快適なレンジフードが見つかると思います！
参考にしたサイト
後梁対応のレンジフードを探す際にとても助かったのがafter renovationというブログのこちらの記事。
今回、大きな後梁対応のレンジフードMTRLシリーズは残念ながら、リフォーム会社さんやキッチンメーカーさんでは提案いただけなかったので、自力で探しました。
このブログがなければすごく不便な掃除のしづらいレンジフードを使っていたと思います。ありがとうございました！
上位機種でも10万円ほどだったなんて、、、うらやましいです。
価格はともかく、梁対応のレンジフードを探した経緯について詳しくまとめられていてとても参考になりましたので、合わせてどうぞ！
知識ゼロからスタートしたリノベーション。
もちろんリフォーム会社さんに聞けることもたくさんありましたが、少しでも優位に進めるために自分で調べて知識を持つことがとても重要だと感じました。
私もブログ、インスタなどでたくさん調べて、助けられましたので、このブログでできるだけ詳しくリノベーションの残していこうと思います。
このブログがみなさんのリフォーム・リノベーションのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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